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===検査===
上記の臨床的特徴があり、かつ、上表の条件(症例定義)を満たす疑い患者に対して、次の方法で検査を行います。
 
{|class="wikitable"
!検体!!検査法
|-
|
*喀痰
*気道吸引液
*肺胞洗浄液
*咽頭ぬぐい液
*鼻腔吸引液
*鼻腔拭い液
*剖検材料
|
*PCR法によるウイルスゲノムの検出
*ウイルス分離・同定
|}
 
検体採取は疑った医師が医療機関で行い、採取した検体を自治体(保健所)が回収し、感染症法第15条に基づいて都道府県知事(保健所設置市長)の義務として検査が実施されます。実際には、自治体が所管する地方衛生研究所(地衛研)等の検査機関で行われます。
 
ウイルス分離は数日以上の時間と手間を要する検査なので、実際にはPCR法(リアルタイムRT-PCR法、rRT-PCR法)によるウイルスゲノム検出が優先されます。rRT-PCR法であれば半日~1日で結果が得られます。rRT-PCR法が陽性で診断確定となった場合に、地衛研等の判断で事後的にウイルス分離を試みる可能性もあります。

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