差分

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細胞質の中には大量のアミノ酸があり,mRNA配列に対応したアミノ酸がリボソームと転移RNAのはたらきで次々に結合することで,目的のタンパクが作られるという仕組みです.
:ここまでの一連のプロセスを※ここまでの一連のプロセスを[https://www.youtube.com/watch?v=gG7uCskUOrA&t=45s 美しいCGで解説した動画がYouTubeで公開されています].是非ご覧ください.
つまり,ヒトの細胞は,'''mRNAがあればタンパクを作ることができる'''のです.
一方で,遺伝子工学の進歩により,RNAを人工合成することは非常に容易になりました.
そこで,病原体タンパクを作るようなmRNAを人工的に合成して,ヒトの体に入れれば,細胞がmRNAに基づいて病原体タンパクをどんどん作ってくれます.病原体タンパクを作るようなmRNAを人工的に合成して,ヒトの体に入れれば,ヒトの細胞がmRNAに基づいて病原体タンパクをどんどん作ってくれます.<br>作られた病原体タンパクは,単なるタンパクであって病原体そのものではありませんので,ヒトに感染症を起こすはずがありません.作られた病原体タンパクは,単なるタンパクであって病原体そのものではありませんので,ヒトに感染症を起こすことは決してありません.<br>
しかしその病原体タンパクにヒトの免疫が反応することで,病原体に対する免疫を付けることができます.
これがmRNAワクチンの原理です.
 
「病原体のタンパクを'''ヒト自身に作らせる'''」というのが,古典的なワクチンとは全く異なる新しい技術なんですね.<br>
===ウイルスベクターワクチンとは===

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