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前置きが長すぎましたごめんなさい.
3ワクチンの論文3ワクチンの論文の重要な部分を,いくつかの要素に分けて整理します. ===治験の参加者==={|class="wikitable"|-!ワクチン!style="width:20%"|年齢!style="width:20%"|背景!style="width:20%"|除外基準!style="width:20%"|対象人数|-!Pfizerワクチン|*16-89歳(中央値52歳)*55歳以上が42.3%|*基礎疾患ありが20.9%**HIV,B型肝炎,C型肝炎の各感染者を含む*女性が48.9%*白人が82.9%|*妊婦は除外*COVID-19既感染は除外*免疫抑制状態は除外|Per protocol解析対象:*実薬群18,198人*プラセボ群18,325人|-!Modernaワクチン|*18-95歳(平均値51.4歳)*65歳以上が24.8%|*重症化リスクありが22.5%*女性が47.4%*白人が79.5%*登録時スクリーニングでCOVID-19既感染が2.2%|*妊婦は除外*HIV,B型肝炎,C型肝炎の各感染者は除外|Per protocol解析対象:*実薬群14,134人*プラセボ群14,037人|-!AstraZenecaワクチン|*18歳以上**最高齢,平均,中央値記載なし*70歳以上が3.8%|4つの異質な治験の統合のため概算値*基礎疾患ありが約10%*女性が約40%*白人が約85%*医療従事者が約80%|論文中には除外基準の明記なし|解析対象:*実薬群5,807人*プラセボ群5,829人|} 実はAstraZenecaの論文は,「COV001」「COV002」「COV003」「COV005」の4つの異質な治験を統合した結果を示しています. このうち COV001 と COV005 は安全性評価と用量決定が主目的の phase 1/2 です.そのためこれら2治験の参加者の結果は,副反応の集計対象にはしていますが,効果の集計からは外されています. COV002 と COV003 が phase 2/3 です.効果の集計にはこれら2治験の参加者の結果のみ反映されています. ==3ワクチン論文からわかること,わからないこと==
===わかっていること===
*ファイザーとモデルナのmRNAワクチンでは,2回目接種の7日後以降または14日後以降の時点で,症状が出てから検査・診断されるコロナが,約95%の効果で予防できる.

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