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====抗体依存性免疫増強 ADE が新たに報告される====
(under construction ごめんなさい💦)コロナウイルスの免疫を語る際には,「抗体依存性免疫増強 Antibody-dependent enhancement, ADE」という概念を必ず考えねばなりません. 何やら難しい言葉ですが,一言で言えば,{{Quote|content=*病原体感染またはワクチン接種で体内で産生されるようになった抗体が,その後に同じ病原体に感染した際に,病原体と相互作用してかえって感染症を悪化させてしまう現象*せっかく獲得した免疫が,かえって仇になって感染症を重症化させるという,トンデモ案件}}のことです. ヒトにADEを起こすので有名なのは,あのデング熱です. デングウイルスには4つの血清型(1型,2型,3型,4型)があり,ヒトは1つ1つの血清型には終生免疫を獲得します.<br>しかし,「最初に感染した血清型に対して産生されるようになった抗体が,2番目に感染した血清型と相互作用して,1回目のデング熱は2回目のデング熱より重症化しやすい」という現象が起きます.これが抗体依存性免疫増強,ADEです. デングウイルスのADEは特に小児で起きやすいことがわかっています.<br>2-14歳の小児8,002人を観察したコホート研究によると,デング抗体を有する小児は,抗体を持たない小児に比べて,その次のデング感染で重症デング(デング出血熱またはデングショック症候群)に7.64倍罹患しやすいという研究があります(信頼区間3.19-18.28).:
====重篤有害事象やADEの報告がきっかけでワクチン忌避が起きる====

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