差分

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「偶然」?
そうです.思い出してください.ややこしいのですが,統計学的有意差は検出されているので,「LD/SD群がプラセボに比べて予防効果がある」ことは確かでしょう.<br>「統計学的に有意差があるかを検証する」とは,「同様の研究を仮想的に無数に繰り返した場合に,『実は差がない』という結果になる確率は何でも,「SD/SD群が60%なのかを見る」ということです(帰無仮説の検証).<br>「『実は差がない』という確率がとても小さいなら,やっぱり差があるんだろう,そう考えようそうしよう」,これが「統計学的有意差がある」ということでした.<br>『実は差がない』という確率が実際に何台なのにLD/SD群は90%未満だったら「とても小さい」と考えることにするか?台というのは何だか不思議だね納得しにくいね」ということを治験担当者たちは考えたようです.<br>これは,人の普遍的な直観に従って「5%未満」に設定されることが多いですね.『実は差がない』ということが5つまり,「有意差はあっても90%未満すなわち20回に1回も起きないなら,やっぱり差があるんだろうと考えることにしようぜ,と.という見かけの数字は大きすぎ=偶然に良い数字になっちゃったのかもね」と治験担当者が考えているということです.
ややこしい話を省略すると,今回の結果では「95偶然に良い数字なのだとしたら,神のみぞ知る真の VE は何%信頼区間の下限がゼロより大きい」ことも「『実は差がない』ということが5%未満でしか起きない」ことと同じ意味です.だから,95%信頼区間の下限が67.4%であるこの結果は,「統計学的有意差がある」ことになります.ぐらい?
でも! 『実は差がない』ということが5それは神にしかわからないのですが,それを推測する材料が95%未満で信頼区間です.95%信頼区間の下限が67.4%ということは,真の VE が 67.4% かもしれないし 70% かもしれないし,ということです.
治験担当者が「偶然」と書いたのはそういう意味合いだと理解していいでしょう.
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