差分

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一言で言えば,「効果が期待できて,重篤または接種をためらう有害事象が観察されないワクチンを,よくぞこの短期間で3種も実用化までこぎつけたものだ」と感嘆するレベルです.
===認可後に報告されたアナフィラキシー=======米国でのアナフィラキシー====
米国ではPfizer, Moderna両ワクチンの緊急使用認可後に,同国のワクチン接種後有害事象集計システム「[https://vaers.hhs.gov/ VAERS]」を通じてアナフィラキシー様症状が集計され続けています.
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====英国でのアナフィラキシー====
英国では3ワクチンとも認可されていますが,実際に流通して接種が進んでいるのはPfizerおよびAstraZenecaワクチンの2製剤です.
::[https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3209676/ アナフィラキシー様反応(anaphylactoid reaction)とは,IgEを介さず肥満細胞または好塩基球が作用する非アレルギー反応を指し],一般にアナフィラキシーより軽症とされる;101例のうちアナフィラキシー様反応の内訳がどの程度であったか,どのような根拠でアナフィラキシー様反応と判断したかについては言及されていない
====アナフィラキシーの頻度の解釈====
上記のとおり,米国では2021年1月10日までの時点で,アナフィラキシーがPfizerワクチンで100万接種当たり'''11.1'''件,Modernaワクチンで100万接種当たり'''2.5'''件と報告されました.

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