差分

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3ワクチンとも治験では妊婦は除外しています.したがって妊婦における効果と安全性は全く検証されていません.<br>
そもそもどんなワクチンでも,最初の開発段階で妊婦を治験に組み入れることはしません.倫理面のハードルが高すぎますし,実際に充分数の妊婦を登録することも困難です.
 
COVIDワクチンの妊娠への影響を検証する研究をハーバード大学等が計画していますが,2021年1月現在ではまだ参加者の登録すら始まっていません.
{{Quote|content=[https://clinicaltrials.gov/ct2/show/NCT04705116 COVID-19 Vaccines International Pregnancy Exposure Registry (C-VIPER)]}}
一方で,認可後(市販後)に妊婦に接種されるようになったワクチンは複数あります.<br>
そのため,日本を含む各国で判断がわかれています.
 
また,そもそも妊娠では,特定の原因がない流死産,早産,その他妊娠合併症および児の先天異常などが,一定の確率で発生します.<br>
COVIDワクチンの接種後にそれらが生じた場合,個別の症例については接種との因果関係を肯定することも否定することも困難です.しかし,当事者の妊婦や家族親族は接種が原因でそうなったと結び付けてしまうことが大いに予想されます.
 
妊婦に接種する場合は,そうした心理的負担まで充分に説明し,妊婦だけでなく広く家族親族が充分に納得した上で接種可否を決定することが大切でしょう.
===妊婦:日本での指針===

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