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妊娠中であっても接種を選択するような状況の女性であれば,妊娠前接種から妊娠までの間隔も同じ選択によって「気にしない」こともできるかもしれません.<br>
一方で,妊娠初期は自然流産率が特に高いことがわかっていますが,接種から妊娠までの日数が短かった場合に不幸にして流産すると「ワクチン接種が原因かもしれない」と心理的には結び付けてしまいがちです.接種から妊娠までの間隔を考慮する際は,そうした心理的負担まで先回りして検討する必要があります.
また,妊娠中であれば接種を選択しないような状況の女性であれば,妊娠前接種から妊娠までの間隔は「充分」空けた方が,心理的な面も含めて無難と思われます.しかし「充分」には何ら科学的根拠がありません.唯一,下記のとおり英国が示している「28日」が参考になる程度です.
後述のとおり,米国では「mRNAワクチンについては,接種から妊娠までの期間は何ら空ける必要がない」という指針ですが,英国では「科学的根拠はないが念のため接種から妊娠は28日以上空けた方が無難かもしれない」としています.英国ではウイルスベクターワクチンであるAstraZenecaワクチンも広く接種していることから,「活きたウイルス」を接種するという観点で接種から妊娠まで4週間空けることを選択肢にしているのかもしれません.<br>

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