差分

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5. も意外に思われるかもしれませんが,一口にアレルギーと言ってもかなり幅が広い現象です.アナフィラキシーとアトピー性皮膚炎は異なる病態ですし,アレルギー性鼻炎に寄与するのがⅠ型アレルギーであってもアナフィラキシーという全身性の病態とは異なります.<br>
そもそもそれらアレルギー性疾患を持つ人は今や人口の数10%を占めます.花粉症の自覚がないという人の方が少ないぐらいでしょう.それでも米国CDCの報告でPfizer, Moderna両ワクチンによるアナフィラキシー頻度は100万接種中2を占めます.花粉症の自覚がないという人の方が少ないぐらいでしょう.それでも3ワクチンによるアナフィラキシー頻度は100万接種中2.5-1117.1件とごく低頻度です.アナフィラキシーではないアレルギー性疾患の既往は,アレルギー既往がない人と同程度の注意での接種が可能なのです.<br>
もちろん,4.と同じく,アナフィラキシーに対する備えを万全にした上で接種するのは,当然のことです.

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