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厚生労働省は2021年1月31日現在,「[https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00218.html#003 新型コロナワクチンのお知らせ]」において,「妊婦を優先するかどうか(中略)は、安全性や有効性の情報などを見ながら検討されます」と言及しています.
すなわち,日本では現時点では妊婦は「優先接種対象」には含まれていません.「優先接種対象」に含んでいないということは,優先ではない接種対象に含む可能性をまだ残していると解釈できます.少なくとも,現時点では絶対的な禁忌にはしていない,と言えます.すなわち,日本では現時点では妊婦は「優先接種対象」には含まれていません.「優先接種対象」に含んでいないということは,優先ではない接種対象に含む可能性をまだ残していると解釈できます.また,下記のとおり,2021年2月14日付で日本で承認されたPfizerワクチン「コミナティ筋注」の添付文書では,「予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種」とされており,絶対禁忌にはなっていません.
しかしそれ以上の厚生労働省の指針は現時点では不明です.
「母児管理が可能な施設で行う」ことの必要性は,ひとつにはアナフィラキシーを想定してのことと思われます.接種した妊婦がアナフィラキシーを起こした場合,血圧低下が生じればバイタル臓器への血流が優先的に維持されるために子宮血流は保証されません.すなわち母胎だけでなく胎児にも危険が及びます.そうしたリスクまで考えての言及と思われます.
 
===妊婦:承認済みワクチンの添付文書記載===
{|class="wikitable"
|-
!style="width:6em;"|開発元
!style="width:8em;"|日本での製品名
!添付文書の記載
|-
!Pfizer
![https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/631341DA1025_1_01/?view=frame&style=XML&lang=ja コミナティ筋注]
|'''9.1 接種要注意者(接種の判断を行うに際し、注意を要する者)'''
被接種者が次のいずれかに該当すると認められる場合は、健康状態及び体質を勘案し、診察及び接種適否の判断を慎重に行い、予防接種の必要性、副反応、有用性について十分な説明を行い、同意を確実に得た上で、注意して接種すること。
:'''9.5 妊婦'''
:妊婦又は妊娠している可能性のある女性には予防接種上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ接種すること。
|}
 
===妊婦:各国での指針===

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